オイル交換の必要性
これ、みなさんなんだと思いますか?
正解はエンジンオイル。
エンジン内部の水分と混ざってしまい、乳化してしまったオイルです。
こうなってしまうとオイル本来の性能が発揮されず、気づかずにそのまま走っていると、エンジン本体を痛めてしまいます。
エンジン内部に水分が入ってしまうのは仕方のないことです。
内部に入った水分は、油温が上がるとともに、蒸発していきますが、油温が上がりきらない、短い距離でエンジンを止めてしまうような走り方をしている人は注意が必要でしょう。
さすがにここまでひどい状態は私も初めて見ました。
何度かオイルを換えてフラッシングを行い、何とか良くなりましたが、レベルゲージは乳化したオイルがべっとりと付いたままでした。
クラッチカバーを外してみると、下側に乳化したオイルが溜まっているのが分かります。
カバー側にもべっとりと…
どうしてもオイル交換だけではエンジン内部にあるオイルが全て抜け切ることは無いので、酷い時には直接掃除をしないといけない場合があります。
ここまでの状態になってしまうのは滅多にありません。
よほど放っておかれていたのでは?と思います。
1月に1度でも良いからオイルの状態、量を見てあげていれば、ここまでの状態になる前に気が付くことが出来たかもしれません。
乗らずとも放っておかず、定期的にオイル交換はしてあげたほうが良いでしょう。
また、オイルフィラーキャップのOリングが劣化してきた事が原因で、そこから水分の混入、オイル漏れが起きる場合もあります。
オイル交換の際にはフィラーキャップのOリングもチェックしたほうが良いですね。